雷獣は猫がお好きなようです

あのあと急いで制服を着たりと準備をしていた私は今、リビングのテーブルの上に置いてある鞄とにらめっこしていた。




「教科書とかどうしよう……。」




そう、あたしは教科書を持っていくか悩んでいた。




鞄の横には色とりどりの飴がたくさんある。




教科書は持っていかないと勉強出来ない。
でも教科書を持っていくと飴が鞄に入らない。




甘い物好きなあたしは究極の選択を迫られていた。




「んー…」




散々悩んだ挙げ句、あたしは飴を鞄に入れた。




はっきり言って自慢じゃないけど、あたしはアメリカの有名大学を飛び級している。




だから勉強は別にしなくてもいい。




なんで海外の大学を飛び級しなくちゃいけないのかと不満を持ったこともあったけど、ここで初めて役に立ったね!




そう!




あたしが海外の大学を飛び級したのは、今日ここで鞄に飴を入れるためだったのよ!




絶対そうに決まってる!!




全体の約半分を飴で埋め尽くされた鞄は、甘い匂いが漂っていた。