雷獣は猫がお好きなようです

帰ろうとする女に、俺は女の腕を捕まえて気付けば俺はそう訪ねていた。




俺が女相手にそんなことを言うなんて、今までならあり得なかった。




しかも初めて会った女に、だ。




何故か離れたくなかった。




きっとまた会える。そんな気がする




女が、俺が思っていたことと同じことを口にした。




どうやら俺達は同じことを思っていたみたいだな




「…今度会ったら、教えてやる」




また会える気がするんだろう?




俺の名前を聞く女に、ニヤリと笑ってそう言った。




一瞬驚いた顔をした女は、すぐに嬉しそうに微笑んだ。




その笑みに、俺は心が温かくなるのを感じた。




「…雷獣」




俺は女に自分を早く探してほしくて、他のやつらから畏敬の念として呼ばれている通り名を名乗った。




公園を出ていく女の後ろ姿を見ながら、早く会いたいと




そう思った。