アラタ!!ヘルプ・ミー




新の方を見てもまだ寝とる・・・。




どないしよ。




男子たちとの距離がより一層近くなる。




んー。どないしよかねぇ




あ!面白いこと思いついた




「なぁ、あんたら男子?」




「はいっ!!」




威勢の良い返事が聞こえる。




おおぅ。




軍人さんみたいやな。




「どうしたの?美羽ちゃん」




「あんな、今からさみんなで空手やろーや」




「空手?」




「うん、空手。でな、空手でうちに負けたら皆うちのお守り隊でも作ってお世話してーや。で、勝ったらなんでもあんたらの言うこと聞いたる。どないや?この賭け?」




「俺・・・やる!」





「俺も!」




「俺だって」




「じゃ、決まりな!空手は、皆高校の授業で習ってるからわかるやろ?組手の上段蹴り1本でどや?」




みんながコクコクと頷く。




「OK!んじゃ、今日の昼休み組手対決すんで!他クラスで挑戦したいって奴いたらそいつらも連れてこい」