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「うわー。遅刻しそう」


「しそう、じゃなくてしてるだろっ!だから早く用意しろって言ったのに!」



AM 8:10。


今私は悠人と2ケツしてチャリをこがされている。

ダイジョウブー、ダイジョウブーと余裕ぶっこいていたこの馬鹿は、
頭を直して部屋に制服に着替えに行った後、
部屋のベッドに寝っ転がったら寝てしまいこのザマだ。

何故か魔が差したとかふざけた事を抜かした時は本気で殴りたくなった。


しかも今日は朝の小テストがあるという。
それに遅刻したら1週間日直のペナルティがあると言うのだ。


『受けろよそれくらいの罰。何もかもお前の罪だろうが』

『舞姉 俺の事可哀想だと思わないの。俺悪くないでしょ?あんなとこにあったベッドが悪い……………』

『どう考えてもお前が悪い!』