我が家の家庭事情


「………お?」

「おー、心優」

悠斗の後ろから可愛らしい声がかかる。

見ると、耳の裏でふたつくくりをした、背の低い女の子が一人。

近くの市立中学の制服を着ている。

多分、悠斗の同級生なんだろう。


「どうしたの?あっち空いてるよ?」

「あ、マジ?よかったー」


「…………」


「この子、お前のツレ?」

「ん?うん。」

「「………」」