あの日私は――。






『うーん…………』



あっちゃんは困ったように眉を寄せ、友達を黙って見つめていた。




『なになに?なんか言いにくい理由でもあるの?』



しかし、友達はそんなあっちゃんの様子に余計興味が沸いたらしく
黙ったままのあっちゃんの肩を揺さぶった。





『…………実はね』



――――ドキッ。




あっちゃんが口を開いた時、
私の胸が大きく跳ねた。