あの日私は――。







少なくとも私は、2人の会話を聞いて安堵していた。

あっちゃんはちゃんと私を友達と思ってくれていると思った。







―そろそろ帰らないと……。




しばらく2人の話に耳を傾けていた私だったが、
あまり遅くなると他の当番に迷惑をかけてしまうため
本来の目的であったゴミ捨てに行こうと腰をあげた。




その時だった。



『由奈ちゃんとどうして仲良くなったの?』




あっちゃんの友達は
私が一番触れてほしくなかった話題を口にした。



――っ。


思わず足を止めた。

気になったんだ。
あっちゃんがなんて答えるのか。

ただ純粋に、
気になっただけだったんだ。