「うーん……これは、どうしようかな?」



制服である紺のスカートと白いブラウスを身につけ鏡の前に立った私だったが、
昨日の出来事をまったく忘れていたことに気づき呟いた。




「さすがにこれは、な……」



スカートに大きく入った裂け目を見て、私は苦笑を漏らした。

いくらなんでもこれの言い訳はつかない。



、、、ま、



「私のことなんて、誰も見てない、か……」



そう吐き捨て、鏡の中の自分を見つめた。


そして大きく息を吸うと、
いつもと同じように唱える。