ルナが俺の彼女になった。

だからと言って屋敷の雰囲気は変わることなく、いつものように賑やかに過ごしている。

ただ一つ変わったことは、あの遊園地以来のルナの曲作り。

ペースが変わって、俺より、美由に意見を聞くようになった。

もちろん、みんな付き合ってることは知ってる。

でも、誰も何も言わない。

冷やかされることは多いが…

「ルナ、」

「薫、どうしたの?」

明日はあのコスプレ衣装で対バンにでる。

すっげー恥ずかしいけど、演奏がひどかったらもっと恥ずかしい。

「あわせよーぜ。」

「ぁ、うん。」

練習室に全員集めてから、作曲室にいる、ルナを呼ぶ。

「ルナの曲歌うよね。明日。」