メリーゴーランド…?
馬じゃないの?
「お馬さんに乗ってくるくる回るやつか?」
「うん、それ!」
「ママにはちゃんと言った?」
あたしは目線を合わせて聞く。
「うん、お馬さんのところいってくる!って。」
「ママは返事したか?」
「ぁ、優くん、先に行っちゃったんだ…」
薫は泣き出した男の子の頭を撫でて、
「今度からはちゃんときいてから行くんだぞ?」
と言って、立ち上がった。
「メリーゴーランドまで行こう。そこに、いなかったら迷子センターだな。」
薫はあたしにこっそり耳打ちをした。
「お兄ちゃんたち、恋人ってやつ?」
あたしの顔が赤くなるのがわかる。
何だろう…この気持ち。
「お姉ちゃん、お顔が赤いよ?」
「いきなりそんなこというからだよ…///」
薫は何とも思ってないだろうけど……
って、あたしが好きなのはあの時のお兄さんのはずじゃ……。


