ずっと、探していた。
同じような女の子を。
早苗と付き合った時も、早苗がその女の子に似ていたから。
放っておけなかったから。
「あったかいね、薫。」
でも、まだ、もう少しルナに想いを伝えるのは先延ばそう。
今だったら、好きでなくても、慰めてくれたからとか変な理由で付き合おうみたいな感じになりそうだ。
「ありがと、薫。」
それから、そっと俺から離れた。
「あたしさ、正直、佑月も、桐生も、俊も美由も好きだけど怖いんだ。」
「え?」
俺は、驚いた。
彼女はあいつらとうまく付き合っているようにしか、見えなかったから。
「あたし、ママのことあってから人が怖いんだよね。薫は、なんか、直感的に大丈夫みたいなんだけど…。」
そういえば、最初、ルナは必要以上に俺たちによってこなかった。
怖かったからなのか…
多分、バンド☆ハンターくらいから、かなり話すようになってるんだろうな。
俺とルナが頻繁に話し出したのはそれからだから。


