あたしは、この日常さえなくなることも、わかってる。
律や心に会えなくなる。
それだけじゃない。
服飾部のメンバー全員と会えなくなる。
そんなの嫌だ。
あたしは好きなんだ。この日常が。
そうだ。いざとなったら、フランスにpiannishimoの海外店一号を作って、律と心、雛子、紫苑、麻帆、理央に、きてもらえばいいんじゃん。
まぁ、そんなの無理だってわかってんだけどね。
「ルナ?なんか暗いぞー?」
律があたしの顔を覗き込んでくる。
「え?そんなことないよ?」
あたしは元気だよと、いうようにあたしは笑って見る。
「ルナちん、カラ元気はだーめ!」
律と心には、すぐに見抜かれちゃう。
たった、1年の付き合いなのにね。


