その怒鳴り声はチナツそのものだった。
「チナは、お硬いなぁー!ただの挨拶じゃん!」
「そう見えないわよ。」
そういってチナツは、その場から去った。
続いて、ナギサも、去って行く。
日野原は物足りなさそうな顔をしながら、にっこり笑ってあたしたちに手を降って去って行った。
あたしたちは薫を先頭にスタジオへと進んで行く。
初めに歌うのは、夢と知りせば。
新曲として。
あたしたち、6人が、sky flyとして始めて歌った曲。
「はい、sky flyの皆さん!こちらに移動してください!」
あたしたちはその声に従い、バンドステージではなく、普通のトーク用の方に向かう。
「では、自己紹介お願いします!」
その言葉に当たり前のように、一番司会者側に座っている、薫が自己紹介を始める。
「俺に血を吸われてみねーか?ベースでリーダーのKAORU。よろしくお願いします。」
吸血鬼っぽく自己紹介をしようという、俊の遊び心で、ついでに俊の作ったセリフを薫がいう。
ちなみに全員分俊が作ってる。
「みんな僕の仲間にならない?キーボードの、SYUN!よろしくお願いしまーすっ!」
うん、元気だね。
「あたしに血を頂戴?ボーカルのRUNAです。よろしくお願いします。」
は、恥ずかしい。
でも、もっと恥ずかしいのもいるんだよね。
「俺たちは吸血鬼ドラキュラの末裔。」
「俺たちを見てるってことは」
「「血を吸われたいのか?」」
美由と桐生の共同です…
「ギターのMIYUと、ドラムのKIRYUです。」
やっぱり桐生は、自己紹介しないんだ…


