「静かにして。大事な話なの。あなたにとっても。ルナちゃんにとっても。」
俺にとっても、ルナにとっても…?
「今、私はテレビ局で働いてるって知ってるわよね?」
もちろん知っている。
高校卒業してすぐ働き始めて。
それから会えなくなって。
フられたんだから。
「バンド☆ハンターって番組の、ADやってるんだけどね、」
バンド☆ハンター……。
俺たちが出演する番組…
「バンド☆ハンターで、sky flyを、ダメにしようとしてる。具体的にはわかんないけど、vivincrownの敵なら、排除しなきゃいけないって。で、ルナちゃんの本名を聞き出して、バラせばいいって。実際、藤宮千夏と、忍足渚に、教えろって迫ってるみたいだけど、教えてもらえないらしくて。」
「それだけか?」
「だから、バンド☆ハンター、出演しないで…」
バンド☆ハンターにでるな?
無理だ。
最後の希望なんだ。バンド☆ハンターは
だから、無理だ。
そんなことを伝える。
「そういうと思ったわ。私もなるべくそうならないように手回しするから、あんたも、全力でルナちゃん守りなさい?」
当たり前だ。
そういうように頷いた。


