「僕は池月俊!K大付属高校2年!薫と、佑月とは幼馴染なんだよ。僕は財閥の当主とか、御曹司とか、ないからね?こっちはー、」
俊がニコニコ笑いながら桐生の分も他己紹介しようとした。
「桐生。霧島、桐生。T大法学部。一回休学したから、3年生。薫とは高校時代からの付き合い。」
めずらしく、桐生が話した。声を出した。
めずらしく、俊が話をしなかった。
「次は私ね。葉月美由。K大付属高校1年!桐生といとこなの。で、俊が中学の時の部活の先輩なの!」
バンドの時と違うテンション。
まだ、ルナはなれないらしく、少し引きつった笑顔。
でも、美由にそんなことは関係ない。
いまも、女の子一人でさみしかったのー
とか、
やっぱ女の子がいる方が華があるよねー
などと、一人で言っている。
美由がバンドで黙っている理由はこれだ。
話すと口が止まらない。


