for U〜名のない歌〜


「おおお…。」

歌詞はくらいが、綺麗かもしれないな。

女の子が書いたって気がする。

でも、

「迫力ねぇな。」

「弾き語りですからね。」

そう言って、ルナは自身のベースを取り出した。

そして立ち上がって、スタンドマイクを
取り出した。

「ここからが、本物ですよ。」

さっきのは楽譜に比べて、遅かった。それはわかる。

でも、ここからが本物?

どういうことだ?

「1,2, 1,2,3,4!!」

カウントと同時にベースのイントロが流れる。

俺のパート、になるわけか。

そして、ルナの喉からは信じられないくらい、綺麗で儚くて、でも迫力のある声が出ていた。

「それから、これも。」

キーボードも、同じように弾く。

キーボードなんかは、最後にグリッサンドまで、披露し、

ドラムでは、叩きながら、スティックを回すことまで、魅せた。