「新郎、藤本薫、あなたは、Runne・Luna・Carmenを妻にすることを望みますか?」
「はい、望みます。」
「順境にあっても逆境にあっても、病なる時も健やかなる時も夫として生涯、愛と忠実を尽くすことを誓いますか?」
「はい、誓います。」
次はあたしの番だ。
「新婦、Runne・Luna・Carmen.あなたは、藤本薫を、夫にすることを望みますか?」
あたしは、ゆっくり息を吐いていう。
「はい、望みます。」
「順境にあっても、逆境にあっても、病なる時も、健やかなる時も妻として、生涯、愛と忠実を、尽くすことを誓いますか?」
「はい、誓います。」
「では、誓いのキスを。」
その言葉に薫があたしのベールをめくる。
「ルネ、愛してる。」
「あたしも、愛してる」
fin.


