鐘の音が鳴り響く。
今のあたしは真っ白なドレスに身を包んでる。
「パパ、綺麗?」
ニコッて笑ってふざけて聞く。
「あぁ、綺麗だ。」
パパもにこりと笑う。
「もうすぐ薫もくるはずなんだけどなぁ。」
式の前に必ず控え室に行くからと言ってたのに、まだ来ていない。
どうしたんだろ…。
「ルナー!」
「!美由!」
美由が、控え室に突っ込んできた。
格好は、濃い青のドレス。
それで、ギターを弾くのかな?
流石にそれはないかな?
「ルナ、きれーい!元から綺麗だけどもっと綺麗!」
「ありがとう。美由も、綺麗よ。ドレスは自分で選んだの?」
「ありがと、ドレスはね、佑月が選んでくれたんだよ!」
確かに佑月らしいセンス。
美由によくにあってる。