「まったく。みんないる前だよ。薫」
佑月が呆れた顔で近づいてくる。
「本当お暑いんだからぁー」
俊がニコニコして言う。
「まぁ、リア充だとしても、この二人はいいか。」
桐生が少し笑みを落とす。
「ルナの記憶戻ってよかった。」
美由だけが、まともなことを言った←
「美由ぅぅぅ!ありがとう」
あたしは薫を振り払って美由に抱きつく。
美由は、優しい。あの3人とは違う。
「記憶なくなっても、私たちのこと、探してくれたんでしょ?ありがとね。」
美由の笑顔にあたしは、笑顔で返した。
「俺からも、ありがと。」
「さんきゅ」
「ありがとう!」
「ありがとな。ルナ、」
やっぱりあたしはこのメンバーが大好きだ。
「みんな大好き。」
あたしはそう呟いた。


