「こいつ、どうしようか。」
きっと、あたしを狙ったんだと思う。
そんなのどうでもいいけど…。
歌いたい。
こんなやつに殺されることにビクビクして歌えないなんていや。
「歌いたい。薫。」
薫は一旦驚いた顔をして、笑って答えた。
「じゃぁ、瞳歌うか。」
フランスで作った歌。
瞳は、昔のパパと今のパパを思い浮かべて書いた歌。
「うん!」
そして、ある意味では、パパへの手紙。
パパに、席に座らせる。
縄で縛ったやつは放置ではなく、警察よんで、今待機中。
後のメンバーはチューニングしたりして、楽器を準備。
佑月は、玄関で警察を待ってる。
あたしはというと、パパに瞳の説明。パパを想って書いたんだって。
ファザコンじゃないけど、パパはたった一人の家族だもん。


