for U〜名のない歌〜


「…わかる!」

美由とあたしは一気に、盛り上がる。

パパのあの格好、桐生には、大人しすぎるけど、薫と佑月なら、絶対似合う。

「ルナ。ミユ、キリュウ。」

パパは普段は部屋にこもって持ってきた仕事をしてる。ご飯だって、部屋で一人で食べることが多い。

「パパ!どーしたの?」

「君たちの歌を聴かせてくれないか?」

「もちろんですよ。」

桐生が代表して答える。

あたしたちも頷いて、あたしは、パパをレッスン室に。

桐生は、薫を呼びに、美由は、佑月を呼びにそれぞれ動く。

何を歌おうかな。

パパに聞いてもらうなら、あたしたち全員で作った曲がいい。

それか、あたしが作った曲。

でも、薫が作った曲も捨てられない。