続けて、ギターソロ。
しっとりと切なく響かせる。
いきなり、テンポが変わって
俺は歌い出した。
♪君がそばにいなくたって、
君は俺たちの仲間だ
一人きり歩いていた夜道の果ては
暗くてさみしくて
君たちが隣にいるようにと
君たちからもらった
お守りをぎゅっと片手で握りしめた
走っても走っても灯りはなくて
君たちに会いたいと思った
いつも君たちが隣にいてくれるから
僕は怖がらずにすんでいたんだね
一人ぼっちは嫌なんだ
悲しみじゃない孤独じゃない
まだ名前のないこの感情
その気持ちを歌えるのならば
僕はこの歌を名のない歌と
歌おうじゃないか
一人きり歩いていった君は今
どうしてるのだろうか
君がここにいればできること
たくさんあるのに
君がいないだけでできなくなってしまう
探しても探しても君はいなくて
君にただ会いたいんだ
いつも君がいるから僕らは笑顔でいれた
気づいたのは君がいなくなった後だった
君がいないと嫌なんだ
悲しみでも孤独でもなく
名前のないこの感情
この気持ちを演奏できるなら
俺たちはこの歌を名のない歌と
演奏しようじゃないか
俺たちは仲間だろ
君が俺たちの前に姿を
現さなくても…
俺たちの前に君がいなくても
仲間だと思えるこの気持ち
名前のない感情をいつか
君と共に歌えるのならば
俺たちは待ち続けて
君と共に名のない歌を
名のない歌を歌えるのならば
君がいなきゃ意味がないんだ
だから、俺たちの元に
戻って来いよ
君だけを待ってる♪
