俺は正直vivincrownが好きじゃなかった。

でも、こんなに、楽しそうに歌うグループなら好きかもしれない。

milky way☆みたいでさ。

「次の曲はー、2525!みんなも盛り上がってね!」

日野原は、千夏に投げられたマイクを受け取った。

「百合!」

「♪笑いたい時には笑えばいい
苦しい時には泣けばいい
いつだって僕がついてるから
弱気な君だけに僕から贈る歌

僕のこの声が枯れない限り
君へのYELLを歌い続けよう

悲しいことはどこにもないんだ
悲しいことは君が作ってる
そんなんじゃダメだよ
嬉しいこともどこにもないんだ
嬉しいことも君が作ってる
そっちの方がいいね♪」

客席も盛り上がってる。

叫ぶ声が聞こえる。

「ナギーっ!」

「チナーっ!」

元・milky way☆の二人を叫ぶ声が多かった。


それから、3曲くらい歌って、vivincrownは、ステージから降りた。

そして、

俺たちの番となった。