「あたしね、犯人、やっぱり見つけたいの。」
「それでお前が死んだりしたらそれこそ俺はどうしたらいいんだっ!」
「、え?」
あたしが…死ぬ?
「俺は、犯人くらい知ってる。そいつの素姓ももちろん、理由も調べた。けどな、無理なんだよ。そいつを捕まえることは。この俺でも無理な人間をお前が捕まえられる訳がない。仮に見つけれても、お前を殺すなんて向こうにとっては蚊を殺すのと同じ感覚だろう。もし、お前が死んだら、俺は留美子との約束が守れなくなる。お前が死んだら俺は、家族を失う。もうそんな思いしたくない、これでも、犯人を、知りたいか。」
初めて聞いたパパの本心だった。
あたしはただ、ママのことを思い出したくない、それだけだと思ってた。
でも違ったんだ。
「佑月くんは、よく俺に電話してくる。ルネ、お前が佑月くんのところにいたことも、milky way☆にいたことも、佑月くんから、聞いていたんだ。佑月くんが、留美子を殺した犯人を調べてた。そして、教えてくれたんだ。」
佑月が、パパとつながっていたってこと…?
「佑月くんや、薫くんといるなら安心だと思ってた。だが、ルネ、その犯人はお前も狙ってると、佑月くんに聞いた。だから、フランスに帰ってくるようにいうしかなかったんだ。」
あれは無差別殺人事件のはず。
何でそんな難しい話になっているの?
わかんないよ…。何もかもがわかんないよ!
あたし何か悪いことした?
何もしてないよね?
なんで、なんで、


