for U〜名のない歌〜



練習室に向かうと、あいつらは練習していた。

笑顔で、必死に練習していた。

「なんで、笑ってんだよ…」

俺にはわからない。

ルナがいなくなって必死に探してた3人も、いないってわかったら、笑えるのか。


「手紙、書いてあったの。あたしは絶対帰るから、それまで笑ってて。って。」

「だったらさ、笑って練習した方がいいじゃん?ルナが帰ってくるまで。」

あぁ、
そういうことか。帰ってくることを信じてるから、笑っているのか。


そうだ。


ルナは絶対帰ってくる。


俺はそれを待つしかないんだ。

信じてるから。