「ボーカルだから、目立ってるんだから当たり前でしょ⁈物分り悪いわね。」

「チナツは、なんで、あたしにそういうバカにした態度を取るのよ。」

「それは、ルナでしょ⁉バカにしてるのは‼」

「「ナギサ‼あたし(ウチ)の口抑えて‼」」

二人で同時に叫んだ。

これ以上口が空いてると、ひどいことを言ってしまう気がする。

「ごめん。二人同時は無理かな…」
そう言って続けて
ナギサは控えめに言う。

「ねえ、次のライブで最後だし思ってたこといいあったら?」

そうだ。あたしたちにはそれがかけていたんだ。

本音で話したことがないあたしたち、

「チナツから、どーぞ。」

「じゃぁ、遠慮なく。」

チナツは、絶対あたしの本音を聞いたら、それにかぶせてキツイことをいうだろうから。

だったら、先に言わせてしまえばいい。

「ウチ、ルナのこと嫌い。実力はあるかもしれないけど、だから何!それだけでしょ。だからって、偉そうにして!ボーカルだからなんなのよ‼ボーカルだから偉いの⁉リーダーだから偉いの⁈ルナはすぐに、自分は優しいみたいな態度をとって。知ってるんだよ。ルナがウチらと組む前、アイドルとして、失敗したこと。それから、mglkyway☆は、ただの踏み台ってこと!曲だって、ルナが気に入った曲しかやらないし。窮屈で窮屈で仕方なかった!」