for U〜名のない歌〜


歌詞作り再開とは、行きませんでした……。

「佑月。」

「誕生日プレゼント、渡したくて。」

あたしは佑月の次の言葉を待つ。

「誕生日、おめでとう。」

そう言って佑月が、差し出したのは

「薔薇?」

「そ。」

薔薇のヘアピン。薔薇だけじゃない。たくさんの花のヘアピン。

しかも、全部色が違う。

同じ薔薇でも赤以外にピンクや青もある。

「ありがとう…、」

今日のこの気持ちをなんとか歌詞にできないかな。

あたしの気持ちを伝えたいな。

「じゃ、俺はこれで。」

あたしは頷いた。


やっと、歌詞作りを、再開した。

今まであたしの誕生日を祝ってくれる人なんて、いなかったから、とても嬉しかった。