「いつ私がそんなこと言ったの？
私のほうがこはるちゃんより、剣也を好きっていう気持ちが弱いって。なんで勝手に決めつけるの！？
私、顔とかスタイルとか積極的なところとか、すべてこはるちゃんに負けてると思う。
でも！！剣也を好きって気持ちはこはるちゃんにもほかの誰にも負けない！！！」

こはるちゃんのことばを聞いて、私は無意識に強い口調でしゃべっていた。

「…もういいっ！！もう２人の顔、見たくないっ！！」
そういってこはるちゃんは部屋を出て行った。