「じゃあ、わかった」
「えっ？」
わたしの気持ちわかってくれたのかな？
でも、言われた言葉はそんなことではなかった。
「千葉くんにもし告られてもふってよね？わたしの彼氏にしたいんだから」
「え…そんなのでき「協力してくれるんだよね？」
そんなのできないって言おうとしたら、こはるちゃんがそれをさえぎった。
「ちょ っとそれはなくない？ゆきなの気持ちも考えてあげなよ！」
「みく…」
みくが間にはいってきてくれた。
「たしかに、協力するって言ったゆきなもゆきなだけど。でも、こはるはどうかわかんないけど、協力できないってはっきり言うのが難しい人だっているんだよ？ゆきなだって、こはると千葉くんどっちを優先するか、すごく迷って、すごくすごく悩んでたんだよ？」
「……。」
「それに、ゆきなの恋愛をこはるが決めるのはおかしいでしょ。もしそんなことしたら千葉くんもかわいそうだってわかんない？」
みくがこはるちゃんを責めたてると、ずっとだまっていたこはるちゃんが口を開いた。
「…だって！本気で千葉くんが好きなんだもん！！私のほうがゆきなより千葉くんを好きっていう気持ち強いのに…。なんで、なんでゆきなが千葉くんと仲良くなるの！？そんなのひどすぎ！！」