となりの席の中2病

「はいっ私の前世はエレクドル・セパール国のキセドル教信者であり、敵国
アドセクト王国にもっとも恐れられてきた聖士、白馬の騎士リリアード・リオンとして生きてきた者です!私の左目は『スカイブルーの瞳』といい、見た者
全てを石にしてしまうメデューサの母から受け継いだものですっ現世はこれを
長き前髪によって封印しております」


「......」

なげぇよ!!

まぁ言い出したの俺だよ?

俺だけれども!!


なに?

後半全然聞いてなかったよ


「あっこの世界では安藤 紅愛という名を使用してます!くれあとお呼び下さい」

「...じゃあ紅愛」

「はいっ」

「よろしくな」

「よろしくお願いしますっ!!」


きゅん

不覚にも俺の心は中2病の笑顔にときめく


「では錬様っ次は私の家族構成について...」

「いや、いーよ」

「なんでです!?」

「うん、いい」

「錬様冷たいですー」


この日から中2病との学校生活が始まった