「そうだよ?」




「お前は…魔力からしてSSか?」





「えっ?!私…Sだよ……っ?」




やっぱり真梨、気付いてないんだね。



本当の真梨の魔力はすごい事。







「いや、古川はSSだ。魔力が異常に高いから」




「えぇぇ……」






そういうしょーもない会話をしていると。




「私の仲間を倒したのは誰だあぁぁぁあああ!!!!!」





「なっ?!」





メデューサらしき人が5人程歩み寄ってくる。




「目をつむって!!!!」





私はとっさに声をかける。


けど圭太は余裕の眼差しで、





「シールド張ってっから大丈夫だっ☆」




と言った。





「無理だと思うよぉ??相手は5人。圭太の張るシールドじゃ防げないと思うけど〜」




「え!じゃあ華乃も手伝え」





「はいはい、わかりましたよぉ」





私は仕方なくシールドを張る事にした。


そして二重のシールドが出来上がった。





「こ、ここここれで防御でき…るの……?」




真梨が怯えながら聞いてくる。





「できるよっ!SSが2人だもんねッ☆」





でも……正直できるかどうか…はっきりとしてない。



念の為、目をつむった方がいいかも。


「目はつむっといてね」




「うん……」




メデューサの魔力が近づく。



そろそろ目の前だ。






「貴様らだな?!私の仲間を倒したのは……っ!!」




「ふっ……随分と取り乱してるじゃねぇか。メデューサの癖に」




「圭太?!」




圭太は急にメデューサと会話し始めた。


メデューサを怒らせるともう私達の手には負えない。





「ちなみに、倒したのは俺らだけど……お前らが悪いんだからな?」




「はぁ?!私が何をしたと言うのだ!」






メデューサと圭太の会話は続く。




大丈夫かな、圭太。



「今、心読んだんだけどさ。人間を次々と石化させていったらしいな。罪のない人間を」




「それが何だ?そんなに悪い行動か?」





そのメデューサのセリフで圭太の何かが切れた。