魔法が使える人には魔力っていうのがあって、SS、S、A、B、C、Dとある。




先生は大体がAの魔力をもっている。




他の生徒はCくらい。





私は……SS。






だから討伐も任せられたんだよ。




Aからは人を見ただけで魔力がわかったり属性がわかったりする。




なんだけど…見渡すかぎり闇属性だな。






…ん?



おっ!!



光属性だぁぁあ!!




髪はボブで大人しげな子。



「ねぇっ!」





私は声をかける。



「ひっ、ひやぁああぁあ!!!な、ななな何ですかぁぁあ?!」





その女の子は超オーバーなリアクションをし、こちらに振り向いた。





「あの……あなた、Sの魔力もってるよね?」




「え…うん、そうだけにょっ…そうだけど……っ」





噛んでるよこの子。




緊張してんのかな〜?



「私とメデューサの討伐行ってくれない?」




「めっめめめめメデューサっ?!?!」





「そう。私だけじゃ無理っぽくてさぁ。魔力はS以上じゃないと討伐できないらしいし」




「うぅぅうううう……」





女の子は震えて悩んでいる。



あぁ…引っ込み思案な子なんだな。





「いい……ですよ!私、古川 真梨ですっ…!よっ、よろしきゅお願いしまひゅ……っ!!」



「本当?!ありがとう、真梨!!私は美山 華乃!」






噛みまくりだなぁ、真梨。


まぁこれで仲間はできた事だし、先生に伝えなきゃ。





今すぐにでも行きたいからっ!







「せんせ〜。仲間集めて来たんで討伐行って来ますね」





「えっ、おまっ、まじか?!はえーな!」



そして、私はメデューサの討伐に行く事になった。