強く…強く…

『おいっ前半負けてんぢゃねぇーか』

掲示板に書かれた数字を見て西口が川上に話す


『おいっ負けぢゃねーぞっ!!』

と脅しにも近いような声が響いた


負けたらどうなるか分からない…


今まで一切感じなかった緊張があたしを襲う


体が…うまく動かない…


ボールを取ることが出来ず何度も何度もボールがあたしたちの間を通り抜けていく…



そして…ターゲットがあたしに絞られた…