砂が一気に流れ出る。そして…その中から、上靴が現れた…萌のだ

あたしは、靴箱に戻した上靴を取り、教室に走った。もう我慢できないっ!!

教室のドアを勢いよく開け、梅本の前に行き、萌の上靴を梅本の机に叩きつけた

バシーーーンッ!!


すごい音が教室に響き渡る。周りの声が一気に静まり、あたしに注目する

『あんたどーいうつもり?こんなことして、あたしたちが何も言わないと思ってんの!?』

『何言ってんの?そんなの知らないわよ』

梅本は萌の上靴を床に落とした

『あんた以外に、こんなことする奴いるわけねぇーだろっ!!』

『おいっお前ら何してるんだ!?』

教室に入ってきた担任が、あたしたちの間に入る

『梅本さんが、萌の上靴を隠したんです』

『あたしは知らないっつってんでしょ!!』

『とっとりあえず話聞くから職員室に来い』