その後は無言のまま、中学の門が見えてきた

門にかけられた【卒業証書授与式】の文字

久しぶりにあたしは門を通り抜けた


"ちょっとあれ梓じゃない?"

"嘘!?あの殺人未遂した人?"

"こっわー…"


所々から聞こえる声


こんなことを平気で口にする人達が信じられない…


それでも隣の梅本は平然としていた


きっと…こういうこと予想してたのかな?


あたしたちは周りの視線も気にせず、校舎の中に入った