キーンコーンカーンコーン 頭に響く音に目を開ける 授業…終わったんだ ボーッとする頭でそんなことを思った 『舞、何ボーッとしてんの?』 前の席の美里が振り返る 『今って…何時間目?』 『は!?6時間目だよ。舞ボケてんの?』 机には算数の教科書が広げられていた 6時間目の算数……眠いわけだわと納得してあたしは後ろの棚からランドセルを掴んだ 何か長い夢を見ていた気がするけど、全く思い出せない いや……思い出したくないのかもしれない なんとなくだけどそう思った