今日は恋をする人にとっては、特別な日

そう!バレンタインです☆


あたしには全く関係ありませんけどね




しっかし男子も女子もソワソワしまくりで、こっちが落ち着かない


『美香はもちろん茅ヶ崎くんにあげるんでしょ?』

『うん。学校では渡さないけどね』

いまだに美香と茅ヶ崎くんは付き合っていることを隠していて、あたしたち以外に気付いている人はいない




チャイムと同時にドアが開き、1時間目の理科の先生が教室に入ってきた


もうこの時期になると、だいたい入試の過去問をするだけ


入試の終わったあたしたちには全くやる意味がないんだけど、一応答えを埋めていく


電流はサッパリ分からない





『今日はバレンタインなのね』

黒板の日付をみた先生が突然話し出した