空色ホイッスル




私も面白くなって笑っていると、一ノ瀬くんは「かっこ悪っ!」と言いながら不機嫌そうな顔をしていた。



「ごめんね、一ノ瀬くん。



あ!私ね、またマネージャー続けることにしたよ。



私だけじゃ何にもできなかったけど、一ノ瀬くんのおかげで先輩達とも戻れたよ。



本当にありがとう。



一ノ瀬くんに話してよかっ」



たって言おうと思ったらふわっと一ノ瀬くんに抱き締められた。



私、一ノ瀬くんの腕の中にいる……。