空色ホイッスル




何も話さない芽衣。



彼女は俯いて手をぎゅっと握っていた。



俺はその手を優しく掴んでこう言った。



「そうやって自分だけでなんでもどうにかしようと思うなよ。



俺も芽衣の力にならせて」



その言葉に芽衣は顔を上げて俺の目を見つめた。



きっと話そうか迷ってるんだと思う。



「…………」



「俺と……付き合うことを前提に友達になってって言ったじゃん。



俺は、芽衣と友達以上になることを目指してる。



そのために芽衣に信頼してもらえるように努力してきたつもりだけど



芽衣は俺のこと全然頼れない?」



俺は彼女に追い討ちをかけた。