空色ホイッスル




私は「ごめん……」と呟いて、校門に向かって全力で走った。



「は?ちょっと待てよ!」



と言って祐ちゃんが私の後を追って走ってくる。



だけど、日頃ピッチを走り回ってる祐ちゃんに追いつかれるに決まってる訳で



私はすぐに祐ちゃんに腕を捕まれてしまった。



「なんで逃げんだよ?部室に行くなら芽衣も一緒だろ?」



ちょっと動揺している祐ちゃんの声。



あぁ私、祐ちゃんにまで迷惑かけちゃった……。



きっと何にも知らない他の部員のみんなにも心配掛けて、迷惑を掛けちゃうんだろうな。



「私は家に帰るの!もう部活には二度と行かない!



……私はもうサッカー部のマネージャーじゃない!」



祐ちゃんの目を見てこんな強気で言うことなんてできるわけないから



祐ちゃんから視線を外してそう言って、思いっきり腕を振り切って離してもらうと



私はまた足を動かして校門から出て、学校が見えないところまで息切れに耐えながら走り続けたんだ。