「じゃあ、私たちも絶対譲れないね!もっともっと応援しなくちゃ!」
佐藤くんにそう返すと、みんなに届くように“咲坂高校、ファイト!”と大きな声で叫んだ。
すると他のベンチの部員達は一瞬私の声に驚いてたけど、
“俺も吉岡に負けねぇ!”と言ってさっきよりもボリュームを上げて声援を送り始めた。
お互いゴールは絶対にさせずに0-0のまま前半戦は終了した。
ハーフタイムの時間になると息切れをして、汗をいっぱい流しながら選手たちが帰ってくる。
私とベンチのみんなはそれぞれタオルや給水ボトルを選手に配ったり、うちわで選手達を扇いだりしながらできることをする。
みんなの表情を見ると、疲れている感じは全然なくて早く後半戦が来ないかと待っている。
緊張していた部員も今はもう緊張感が抜けきっていて大丈夫そうだ。
そんな部員達を見て間宮先生が口にしたことはたった一言。

