頭を片手で押さえている一ノ瀬くん。
俺、まじだせぇ!と砂を蹴りながら呟いている。
そんないつもと違う姿を見て私は可愛いと思ってしまった。
こんな姿を見られるなんて思わなかったからうれしい。
空を見上げると、太陽はもう沈んでいなくなって、空は少しずつ暗くなっていった。
そして明るい星から順に空に現れた。
辺りはもう誰もいなくて私と一ノ瀬くんの2人ぼっち。
「もう考えるのやめた!結果的には良いことだし!」
どうやら一ノ瀬くんは切り替えたみたい。
ランチボックスに目をやると、もう2つしか残ってなくて1つずつ二人で食べて
もう随分暗くなってきたから花火をすることになった。

