空色ホイッスル




「ぎゃー!やだやだ!近づけないで!」



と言いながら私はワンピースの裾を掴んで逃げ出した。



だって海の生き物?ってどうしても触れないんだもん。



あの小さい貝でさえも、指を挟まれたりしたらどうしようって思って触れない。



さっきの海藻もぬるぬるしてるし、生きてなくても無理ー!



「おい、芽衣!」



と言って一ノ瀬くんも海藻を持ったまま追いかけてくる。




「来ないでー!」



本当だったら走って逃げたいけど、ここは海水の中だから走れない。



依然として私に追いつこうとする一ノ瀬くんにぱしゃっとほんの少しだけ水を上に向かってかけてみた。