空色ホイッスル




「分かってるよ!俺も圭馬がそんなことする奴じゃないって思ってるし



圭馬が自由時間を使ってまで会いに行ってるんだから芽衣ちゃんもしないって分かってる。



でもまあ2人は色々と大変かもしれないけど頑張れよ!応援してるから」



にこっと笑ってくれた七瀬くんに心底安心した。



私の言葉を信じてくれて良かった。



「もういいだろ?とにかくこのことは俺が公にするまで黙ってろよ?



じゃあ芽衣、七瀬がボール片付けてくるまでに急いで帰っちゃお?」



クスクス笑いながら意地悪な顔をする一ノ瀬くん。



「え……でも」



ここ本当に暗いし、待っててあげようよって言おうと思ったら



「洗濯物干さなくていいの?もうそろそろ洗濯終わるでしょ?」



と一ノ瀬くんに言われた。