「あの部員達が階段に行ったら、そのまま外に行くから
バレないようにちょっと静かにしてて」
全然私の話を聞いてくれない一ノ瀬くん。
私はもう戻ってくれそうにないからしょうがないと諦めることにした。
数分経つと、「行くよ!」と行ってまた私の手を引っ張って走り出した。
それから合宿所の職員さんたちにもバレないように気を付けてサーっと合宿所を出た。
合宿所の外は1つ大きいライトが照らしているけど、その他は1つもライトがなくて真っ暗だ。
「やった!脱出成功」と言いながら一ノ瀬くんは喜んでいる。
「ねー、一ノ瀬くん!いったいどこに行くの?」
「グラウンド!」
合宿所から離れていくたびに光も少なくなって行って暗くなってきた。
それと同時に怖さも増してくる。
こんな夜にグラウンドに行くの?!

