「キリがいい奴から終わりにしろ~!合宿中の自主勉強はこれで終わりだ。
夏休みの宿題がまだ残ってる奴は始業式に間に合うように、しっかりやっとけよ!」
部長が大き目な声で指示すると、みんな一斉に勉強道具を片付け始めた。
どうしよう、やばい。
「……終わらなかった」
祐ちゃんに教えてもらってやっと理解できるかできないかなのに。
この後の数学半分と化学半分は1人でやらなくちゃいけないんだ。
そう思うと……かなり憂鬱。
仕方ない、答え見ながらどうにか頑張って、意味分からなかったら赤ペンで書いて提出すればいいっか!
来年になれば文系と理系に完全分かれるし、もう少しの辛抱だ。
「芽衣、お前は答えだけは見るなよ。どうせ全部写そうとしてるだろ?」
ギクッ!
祐ちゃんに私がこの後やろうとしたこと完璧バレてる。

