「芽衣ちゃんが応援してくれるなんて思わなかったからとっても嬉しいよ。
ありがとね!あたし、これからも頑張るね!」
そう真剣な眼差しで言う沙月ちゃんに私はコクンと頷く。
そして涙が出る前にドライヤーの電源を再びつけて、涙がこぼれないように上を向きながら乾かしていく。
一ノ瀬くんのことを想う人が身近にいて気付いた。
私はこんなに涙がこぼれてしまいそうなくらい、
一ノ瀬くんが沙月ちゃんのことを好きになって欲しくないと思うくらい
いつの間にか一ノ瀬くんのことを好きになってたんだって。
最初は、ただの試合の相手校の1人の選手で
声を掛けられて知り合いになって
気付いたら電話やメールをする友達になって
今はもう友達を越えて、好きな人に変わっちゃったんだ。

