空色ホイッスル




その後のベンチのメンバーでの試合は2-0で私たちの学校が勝った。



「梶くん、最後のシュートすっごくかっこよかったよ!



お疲れさま!!」



私は汗をいっぱいかいて試合を頑張った梶くんにタオルを手渡した。



「だろ?さっきの試合の雨宮先輩のシュートとどっちがかっこよかった?」



と悪戯な笑みを浮かべながら梶くんは私からありがと!と言ってタオルを受け取る。



「そんなこと言われても……両方かっこよかったと思うけどな」



私は苦し紛れにそう答えるしかない。



だってどっちがかっこよかったなんてそんなの決められないもん。



「なーに!真剣に考えるんだよ!



そんなの決まってんじゃん、雨宮先輩に決まってる。



俺はベンチでレギュラーにも選んでもらえないんだからまだまだ」



クスっと笑ってそう言うと梶くんは他のみんなの所に行ってしまった。