「俺は……サッカーも芽衣も
お前には絶対に負けねー!」
アイツが先輩なのは他の部員からも聞いて知ってたけどそんなの今はどうでもよかった。
俺はそれだけ言うと、アイツの言葉も聞かずにピッチを出た。
さっき俺に言い逃げして言ったのだから、向こうも文句はないだろう。
でも……。
「すっごくスッキリした」
アイツに芽衣のことを牽制も掛けられたし、試合も何とか勝てた。
ファーストゲームの時にはあまり先生の言葉がよく理解できなかったけど、
この試合をしてあのファーストゲームのハーフタイムで言っていた言葉がちょっと分かった気がする。

