空色ホイッスル




「圭馬、お前試合中ずっと咲坂にマーク付かれてモヤモヤしてるだろ?」



俺の顔を見てそう言ってきたのは七瀬。



俺が何にも話さないからか?



モヤモヤの原因はそれだけじゃないけどな。



「邪魔には感じたけど、いざとなったら振り切って走ってるから平気」



もっと頭使ってプレーしないとな。



マークにずっとつかれっぱなしじゃ、自分は全然使えないプレーヤーになってしまう。



「ならいいけど!やっぱお前はディフェンスよりフォワードにいた方がいいよ!楽しくサッカーしてるし」



「俺もフォワードの方がやっぱりサッカーしてる実感が湧く」



「集合!」



俺はその言葉を聞いてカップに残っていたスポーツドリンクを飲みほして、顧問のところに向かった。



アドバイスを聞くと、ホイッスルの音を聞いて俺達はまたピッチに戻った。